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番外編1  "初めての炊き出し"マニュアル

 2011-05-25
プロが教える
“初めての炊き出し” マニュアル



調理や衛生について
北前そば 高田屋さんからのアドバイス
  
アイコン-6-03


いよいよ、TSTSTの第3回物資輸送日が、迫ってまいりました。
参加メンバーはにわかにバタついているかと思われますが、
当ブログではそれまでの話題提供として
第2回支援活動のこぼれネタを、不定期更新することになりました。

今回は炊き出しを行うにあたって、参考にさせていただいた
高田屋さんからのアドバイスをご紹介いたします。

レクチャーくださったのは、被災地で定期的に
炊き出しを実施されている
北前そば 高田屋さん

  高田屋さんの炊き出し支援活動記録はこちら
  被災地炊き出し第2弾・宮城県石巻市での動画はこちらから。  
  
 
炊き出しに毎回参加されていらっしゃる広告部部長の町田さんに、
ビギナーが抑えておきたいポイントを中心にうかがいました。



♦Point1 炊き出し(調理&提供)を行う場所によって注意点が異なる

・食堂の場合/最も理想的。しかし食堂を持つ避難所はたいてい大規模なので、
       提供量も大量に準備しておく。

・屋外の場合/風などが吹くと水に火の熱が伝わりづらく、調理にやや時間がかかることを考慮。

・体育館の場合/基本的には館内火気厳禁。館内でガスコンロを使用したい場合は、事前に確認を。
       体育館所有者(学校)と世話人(行政)の両方に筋を通しておくことが大切。




♦Point2 調理に必要な水量や所要時間の見当をつける

①調理する人の装備/バンダナ等で髪をまとめる、ビニール手袋、マスク着用

②水を持参する/調理と調理器具洗浄等に必要な分量を見積もり、こちらから持参して行く
(ちなみに第2回支援でTSTSTが提供を予定していた
 コーヒー・お汁粉・カレーの3メニューで必要な水の量は
 各100×炊き出し1回分=蒸発分も含めておおよそ、
 コーヒー〈1カップ約70cc×100=7.5ℓ〉10ℓ
 カレー約24ℓ、お汁粉〈1カップ約70cc×100=7.5ℓ〉10ℓを目安に(洗浄水は含まず)
 と試算していただきました。
 また、浄水器を通した水はカルキがぬけてしまい腐敗が心配なので
 現地へ持参するのは水道水の生水が理想的です、とのこと)。

③調理の注意点/使用する鍋は除菌ティッシュで消毒、水で一度軽く流してから調理
(お湯が沸くまでの目安はおおよそ、30~40分。鍋の容量次第で若干前後)。


④準備時間/場所の下見から調理&提供場所のセッティング→調理→最初の方に
 炊き出しを提供できるまでの時間は、マックス2時間くらいみておく
(今回の場合、ひとつの鍋で1度に何パックのカレーを温められるかも
 大切なポイントでした。10ℓの鍋なら1回20パック前後=沸騰までの約30分
 +温め約10分×5回転=80分と試算していただいて、
 実際にはそこから逆算して、必要な鍋の個数の見当をつけました)。

⑤提供の際の衛生/除菌ティッシュのみでもまず安心。洗浄液を加えればより衛生的。
 (箸やスプーンも用意したので、実際にはウエットティッシュを配布しました)



♦Point3 後処理やコミュニケーションも大切

・排水/鍋や器具を洗った排水など、どろっと粘度のある水は、持ち帰るのが原則。

・ゴミ/すべて持ち帰るのが原則。現地に迷惑をかけないこと
   (高田屋さんの場合、そばを400~500人に提供する場合、70ℓのゴミ袋を30枚用意)

・コミュニケーション/必要としているのは、主にお年寄りと子供たち。空き時間などに、
    子供とサッカーやバスケなどで遊んであげると喜ばれる。お年寄りとの会話の際には
    訛りが解せればベター。わからなくても笑顔で傾聴。   

・訪問の際/テンションは高めに明るく。提供中も「どうぞ!」と軽く声がけを。



ブログでも報告させていただきましたように、
おかげさまで第2回支援活動の炊き出しは大成功。
炊き出し班の手際も回ごとに素早くなり、わずか2日の間に
4回も行えたのはとても貴重な体験でした。

町田さんのお話の中では、“いかなる状況であってもきちんと炊き出しが行えるよう、
水は調理用から鍋や調理器具を洗う分まで容器に入れて、すべて持参。
炊き出しを複数回予定している場合は、排水事情で鍋が洗えない状況も想定して、
回数分の鍋&器具を持参して万全に備えています”という
徹底したプロの視点が、印象に残りました。
先日は福島のいわき市に視察に行かれたそうで
「いわきは地震や津波のような目に見える被害はないのですが、
 やはり、放射能の心配は人々の心に鬱々と影を落としていました」
とのことでした。


震災以降、いろいろな方のブログを見ていると、
個人の少人数チームで炊き出しに行かれる方も少なくないようです。
第2回支援の際、炊き出しの参考になるようなサイトを検索しても
あまりヒットしなかったので、こぼれネタとしてまとめてみました。
今回の高田屋さんからの貴重な情報が、少しでもお役に立てましたら幸いです。



♦How to takidashi?

岩手県で炊き出しボランティアを希望する際の問い合わせ先はこちら


活動までの流れチャート


岩手県社会福祉協議会公式サイトより



Text By Mayumi Tanihata


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