第5回目支援 支援物資輸送 その2

 2011-07-04
出発前日まで続いた現地とのコンタクト、そして準備

整理すると、第5回輸送のテーマは以下の三つということになります。
 1. 宮古市の避難所に対する食糧および物資(パソコン)支援
 2. 岩手県立大学の被災学生に対する物資(パソコン)支援
 3. 大船渡市の写真スタジオに対する物資(プリンタ)支援


1. については、前週現地入りした小西さんから引き継いだ内容なので、
現地の方とのコンタクトが取れれば話は順調に進むと当初考えていたのですが、
メールでやり取りをすると、わずか三日で状況が一変しており、
現地ニーズが変わっていることが判明しました。
急遽TSTSTのfacebookグループ(TSTSTメンバー専用のfacebook内のコミュニティ)
で呼びかけたところ、田中宏幸さんから全量の物資提供があり、
物資のミスマッチを防ぐことが出来ました。
迅速に行動してくださった田中さん本当にありがとうございます。



1. と2.のテーマとなるパソコンですが、これは現地の方がSOSを発信するための
ツールとしてパソコンが必要なことから、TSTSTのメンバーを中心に様々な方面に
提供を呼びかけたのですが、企業ユースのパソコンはリユースプログラムが比較的整っていること、
コンプライアンスの観点から、以前ほど中古パソコンが簡単に出てこなくなったこともあり、
当初希望していた台数を揃えることはできませんでした。
しかしなんとかミニマムの台数(宮古市2、岩手県立大学1)を揃えることはできました。
岩手県立大学の担当者様とのコミュニケーションは全て中野さんにお任せでした。



3.のプリンタですが、出発前日の16日午後に情報提供者のKさんと落ち合い、
小西さん、Mさんに手伝っていただきプリンタ本体を引き取りました。
実はこのときまで誰ひとりプリンタの正確なサイズを知らず
(私自身も世代が違うため、現像所にある大型機械を想像していた)、
実寸法を測ったところ私のクルマでも行けるということがわかり、
閉庁間際の港区役所に駆け込んで従事車両証明書の再申請を行うというドタバタもありました。
小西さんの事務所で1.と3.の積み込みを終えたのは前日の夕方7時。
もっとも積み込み慣れしたせいか?過去3回とは違い、
運転席から後方視界が確保できたのは今回が初めて。
時間の経過と共に支援の形も変わりつつあることを実感した瞬間でした。
プリンタの輸送先は、私たちTSTSTが通い、慣れ親しんだ大船渡市にありました。
16日の昼、Kさんから伺った携帯番号に電話したところ、電話に出られたのは若い声の男性でした。
私たちがTSTSTとして何回か大船渡市に通っていること、
記憶の中にある地理関係から「ここですか?」と伺ったところズバリの場所だったことから、
打合せはスムーズに進みました。あとは無事、お届けするだけです。




今回お世話になった皆さん。
真ん中が情報提供者のKさん、その右隣がKさんの長年のお友達で今回プリンタをご提供いただいたSさん

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Text&Photo by Takafumi kojo



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