第5回目支援 支援物資輸送 その5

 2011-07-09
田老で見た現実

翌朝、避難所を訪れる前に田老地区の様子も見てきました。
万里の長城とも呼ばれる総延長2.5km、高さ10mの防潮堤を要しながらも、
津波は防潮堤を越えて街を襲い、大きな被害をもたらした地域です。
既に三ヶ月が経過していることもあり、残っていたのは解体を免れた建物だけで、
かつての街の様子をしのぶことすらできない状況です。
水門を通って海側に出ると、そこにあるはずの建物はなく、
残っていたのは破壊され尽くした防潮堤の残骸でした。




田老の堤防上から。
左が海、右が市街地ですが、津波はこの堤防を乗り越えて街に襲いかかりました。

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田老地区。がれきの撤去が終わり、解体を免れた建物だけが残っています。
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田老地区。破壊された堤防の残骸がいまも水路に浮かんでいます。
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田老地区。X字型に配置された堤防の交点上から見た様子。
右に延びていくはずの堤防がなくなっています。

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上の写真の位置から見た海側の様子。
水面に見えるのは流された堤防の残骸です。

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三陸鉄道宮古駅に貼られていた、意外な方からのメッセージ
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6月18日午前0時、宮古湾で見た満月。
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Text&Photo by Takafumi kojo

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